清風読書会

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2021-01-01から1年間の記事一覧

記録

6月5日泉鏡花 春昼 春昼後刻 6月26日泉鏡花 貝の穴に河童の住むこと 7月18日 宇佐美りん かか 7月30日 中島敦 光と風と夢 8月14日 中島敦 文字禍 山月記 9月18日 夏目漱石 明暗

宇佐美りん「推し、燃ゆ」 その2 20210508読書会テープ

S 私がこの小説から思い出したのは、ハーモニー・コリンの『ミスター・ロンリー』。 日々マイケル・ジャクソンになろうとしている青年がマリリン・モンローのそっくりさんと出会って、島のパーティーへ誘われる。そこはチャップリンやジェームス・ディーンの…

宇佐美りん「推し、燃ゆ」 その1 20210508読書会テープ

【はじめに】 「推し、燃ゆ」は、2020年秋季号の文藝に発表され、同年9月に河出書房新社から出版、芥川賞受賞。 章立てはなく、アスタリスクと行開けによって小区切りがある。内容を要約しておく。 1、推しの炎上 2、アルバイト先にて 3、祖母の死 4、まざま…

富岡多恵子 「笑い男」 20210424読書会テープ

【はじめに】 S 「笑い男」は

富岡多恵子 「立切れ」 20210424読書会テープ

【はじめに】 「立切れ」は、1977年の第4回川端康成文学賞を受賞した作品。同年刊行の自選短篇集『当世凡人伝』に収録された。 落語の「立切れ」を下敷きにしているので、その内容を略述しておく。芸者の小糸と恋仲になって商売を顧みない商家の若旦那が、親…

今村夏子「的になった七未」 2020年1月「文学界」 20210327読書会テープ

【はじめに】 S いくつか気になる点を挙げておく。 第一話と対になっている。違うバージョンの同じ話だとすると、違いはどこにあるか? 名前が少し気になる。七未がななちゃんという愛称になるということ。七未の七を取って、七男という名を子供に付けるが、…

予定

5月23日日曜15:00 綿谷りさ 意識のリボンから 第一話と表題作 5月22日土曜14:30 プラグマティズム6講 参加希望者はアドレスをお送りください。当日Skypeに招待します。