2019-01-01から1年間の記事一覧
【はじめに】 ぼーっと見ている60歳の金次の枠と、すーっと変わって行く回想の物語本文の対比がある。ぼーっとと、すーっとの対比。
【はじめに】 「無妙記」は雑誌『文芸』に1969年11月号に発表され、1975年刊行の単行本『無妙記』に収録された。 全集第5巻に収録されている同時期の作品をいくつか見ていると、「白いボックスと青い箱」というごく短い作品が目に留まった。1977年の作品だが…
1月11日 深沢七郎「妖木犬山椒」 全集5巻所収 中公文庫 1月26日 未定
8月17日14:30~ 南方マンダラ 河出文庫 の第1部仏教起源論p.145-176 スカイプ読書会 7月27日土曜15:00~ 今村夏子 むらさきのスカートの女 8月24日土曜15:00~ 向井豊昭 BARABARA
結論だけメモ 父っあんと呼ばれる旦那衆(一軒を構え、長男相続)と、一生奴として働くズンムの2種類に、男は分かれる。女は、長男と結婚するか売りに出される。 父には長男を生んで反復・再生産の義務があり、ズンムには一回性の自由がある。1957年に出され…
1月25日金曜 13:00から15:00 ヘリゲル『弓と禅』(角川ソフィア文庫) 1月26日土曜 太宰治 「新樹の言葉」「親友交歓」(『30代作家が選ぶ太宰治』講談社、青空文庫) 2月8日金曜 13:00から 千葉雅也 『動きすぎてはいけない』第1章と第2章 2月9日土曜 深沢…
【はじめに】 1,この作品は1963年8月の「中央公論」に発表された。冒頭に語られている1960年代の衰退しはじめた商店街のようすは、日本中の都市のあちこちで見られた光景である。 2,怪談の中核をなしている夏のお化け大会の描写は、八幡の藪知らずや鏡を…