2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
【鎖状の連鎖小説】 S 猫は他の漱石作品と比べて非常に読みにくいと感じる。むしろ耳で聴いたほうがよいのではないかと思う。ちょうど落語を聴いているようにすれば、話題がどんどん滑って行くのに乗れる。 落語だとどんなに難しい話題でも耳で聴いて分かる…
【日露戦争】 S 主人は泥棒の時は寝込んでいたが、猫と鼠の戦争の夜はさすがに起き出して来た。主人は、一回目に懲りて、二回目は飛び起きた。それによって泥棒の話と猫の戦争の話二つの話が繋がって、対になっていると分かる。 Y 何でいきなり鼠が反撃して…
【はじめに】 5章は、前半は、泥棒が入ってその姿形が寒月にそっくりだったこと。後半は、猫の日露戦争、ネズミを取ろうとして、ついに取れなかったこと。 6章は、猫の皮を剥ぐとか、女の髪の話。 7章は、猫の運動と海水浴。銭湯と裸体の話。 6、7章は身体の…